2024.02.18
ライフスタイルの変化によって、リモートワークをするための空間や子供部屋など、新たなスペースが必要になりました。
「でも部屋は余っていないし、どうにかできませんか?」というご相談をお客様からいただくことがちらほらあります。
そんなお客様におすすめなのが、ずばり「間仕切り用の壁を設置するリフォーム」です。
リフォームと聞くと「お金や時間がかかりそう」と思われるかもしれません。ですが、ご安心ください。間仕切りといっても種類や費用はさまざまですので、仕様によっては10万円以下での設置が可能です。
この記事では、今ある間取りの中に新しいスペースを作る間仕切りの種類や費用について解説します。
これからリフォームを検討する方も検討中の方も、記事を参考に快適な住空間を手に入れましょう。
間仕切りとは、部屋を区切るための壁のことをいいます。
間仕切によって空間を複数の部屋やエリアに区切ることで、
・プライバシーの確保
・スペースの有効活用
・風通しや日当たりの調整
など、目的に合わせたスペースの有効活用ができます。
たとえば「一部屋だけのアパートをリフォームして、寝室とリビングルームを別々にする」「オフィスで、個々の作業スペースを確保する」などです。
このように間仕切りは空間を効率的に利用し、部屋の機能を最大限に引き出すことができる便利な壁です。
特にお客様からのお問い合わせが多い間仕切りの用途は、以下の3つです。
・リモートワークのためのスペース確保
・大きくなった子ども用のスペース確保
・部屋の空調の効率化
コロナを機に、自宅にリモートワークのための作業スペースを必要とされるお客様が増えました。
専用のスペースを設けることで、仕事の集中力アップや家族への負担軽減が可能です。
自宅での仕事は、どうしても家庭生活との境界が曖昧になってしまうのでしょう。そこで間仕切りを設けることで、物理的に仕事スペースを確保することができ、仕事モードとプライベートモードを切り替えやすくなります。
たとえば、リビングや寝室の一角を間仕切りによってデスクスペースにできます。そうすることで、家族との共有スペースの確保と必要な時には集中して仕事ができる環境の両立が可能です。
このように、間仕切りを活用することで、リモートワークに適した環境を手軽に作り出すことができます。
お子様の成長によって、プライバシー確保や勉強のための静かな環境が必要になることがあります。
お子様にプライベートな空間を用意することで、学習効率や自立心の向上を願う親御様が多いです。
そのような場合でも、間仕切りの活用によってお子様だけの空間を作ることができます。
また間仕切りであれば、将来的にお子様のスペースが不要になった場合でも、取り壊して元のスペースに戻せるといったメリットがあります。
一部屋まるごとリフォームするよりは少ない負担でお子様のために使っていたスペースを再活用できるでしょう。
お部屋のスペースの区切り方は空調効率に大きく影響します。
間仕切りがない大きな空間や高い天井は空調の効果を分散させ、冷暖房の効果の低下や電気代が上がりがちです。
たとえば、リビングとキッチンが一体になっている住宅では、人がいない空間も空調の対象になります。
また、天井が高い部屋では暖かい空気が上に昇ってしまい、床付近が冷えがちです。
このような問題の解決にも、間仕切り壁を設置することは有効です。
間仕切りを用いることで、空間を小さく区切り、空調の効果を人がいる場所に集中させることができます。これにより、空調の効率が向上し、エネルギーの無駄遣いの削減が可能です。
リフォームによって、間仕切り用の壁を設置する場合、どれほどの費用がかかるのでしょうか?
間仕切り用の壁の設置費用は、
・壁のみを作る場合
・電気工事など関連工事を含めた場合
それぞれの場合によって大きく違い、関連工事を含めた場合の方が高額になります。
ここからは、それぞれの場合での費用について解説します。ぜひ参考にしてください。
間仕切りとして壁のみを作るリフォームとは、シンプルな壁を施工することです。
シンプルな壁とは、窓やドアなどの表面的なものから、コンセントや配管など内部的な工事が一切ない壁になります。
そのため、価格は壁自体の仕様により上下します。
壁自体の仕様とは、おもに以下のものです。
・素材
・厚さ
・機能(防音など)
・大きさ
特に大きさは、設置する部屋の大きさで決まってしまいますので費用を抑えることが難しいでしょう。
たとえば、お部屋の広さが4畳ほどであれば間仕切りの費用は8万円ほどが目安になり、広くなるにつれて高くなります。
間仕切りとして関連工事も含めた壁を作るリフォームの価格は、壁のみと比較すると高額です。
なぜなら、壁の設置に加え、以下のような費用がかかるためです。
・ドアの設置
・電気の配線
・エアコンなどの配管
・上記のための部材費
また、ドア・電気工事・配管工事の価格はそれぞれの仕様によって価格が上下します。
そのため、8畳ほどの大きさの部屋で壁のみの設置に比べ、倍程度の15万円〜が価格の目安となるでしょう。
間仕切り用の壁を設置するリフォームは、
・「シンプルな壁で8万円〜」
・「関連工事を含む壁で15万円〜」
この価格を知って思ったよりも安いと感じた方、逆に高いと感じた方もいるでしょう。
そしてそれならいっそDIYしては?と思われた方もいるかもしれません。ですが、DIYはおすすめできません。
おすすめできない理由は以下の3つです。
・安全性が確保できない
・専門的な知識と技術が多く必要とされる
・法規制に引っかかる
壁は建物と構造的に一体化していますので、不適切な設置をすると建物全体の安全性を損なってしまいます。
また、作業中に電気配線や配管などを損傷し、火災や水漏れなどの重大な問題を引き起こす可能性もあるでしょう。
壁の設置には、思った以上に多くの専門的な知識と技術が必要とされます。
たとえば、以下のようなものです。
・壁の材料選び
・適切な工具の使用
・正確な測定
・適切な取り付け方法
壁の設置に関連する法律があります。たとえば、建築基準法や消防法などです。
これらの法律を理解せずに間仕切り用の壁のリフォームをしてしまうと、違法な改築にあたる可能性があります。
以上のように間仕切り用の壁のDIYは素人にとってハードルが高いです。
残念ですが間仕切り用の壁のDIYはおすすめできません。
この記事では、間仕切り壁のリフォームについて、その種類や費用、そして活用例をご紹介しました。
リモートワークのためのプライベートスペースの確保、お子様の成長に伴う個別の空間の必要性、部屋の空調効率の向上など、さまざまなニーズに応える間仕切り壁は、住まいの快適性を高めるために非常に効果的です。
地域密着型のサービスを提供する当社では、シンプルな壁の設置から関連工事を含めたものまで、さまざまなオプションを考慮し、皆様の生活スタイルやご予算に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。
間仕切り壁のリフォームにお悩みの際は、ぜひ一度ご相談くださいませ。
宮崎県都城市のリフォーム・便利屋業なら、おうちの御用聞き 家工房 乙房店にお任せください。
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