2024.04.30
家庭の浴室は、目に見えるトラブルが発生していなくても、生活スタイルに合わせて約10年ごとのリフォームが推奨されています。
10年が経過すると、壁や床、浴槽の劣化が進行していることが一般的であるため、早期にこれらの問題に対応しなければなりません。
浴室のリフォームには、費用と時間がかかります。また、約10年に一度のリフォームであることからも、失敗は避けたいものです。
この記事では、浴室のリフォームで失敗しないために知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
浴室のリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
浴室リフォームには、主に2つの方法が存在します。
タイルを用いた在来工法と、事前に製造されたパーツを現地で組み立てるユニットバスです。
この章では、在来工法とユニットバスのメリットとデメリット、そしてそれぞれの特性について詳しくご紹介します。
床や壁にタイルを貼って仕上げる従来の方法を、在来工法と呼びます。
この方法は防水性を維持しつつ、浴室の形状に応じてタイルを柔軟に配置できるのがメリットです。
在来工法を用いたリフォームは、どんなに複雑な形状の浴室にも対応可能で、タイルの配置を自由に調整できます。
使用するタイルの種類を選べるため、大理石や天然石などの素材を選んで、理想の浴室空間を創造することができます。
ただし、在来工法によるリフォームには、時間が経過するにつれてタイルが割れる、システムバスと比較して防水性が劣るなどのデメリットも存在します。
また、タイルを一枚一枚丁寧に貼り合わせる必要があるため、工事が長期間にわたったり、コストが高くなったりする可能性もあります。
ユニットバスは、工場で製造されたパーツを現場に持ち込み、組み立てる方式です。
すでに完成している部品を組み込むため、作業手順が少なく工事の期間も短縮され、在来工法よりも費用を抑えることができます。
また、ユニットバスは、防水性や保温性に優れている点も大きなメリットでしょう。
既製品のパーツを使用するため、一見すると個性的なデザインを追求しにくいように思えるかもしれません。
しかし、多様なデザインや機能を備えたユニットバスがあるため、選択肢は豊富です。
ただ、すべてが工場で製造された部品で構成されているため、浴室自体は自由に設計することはできません。
特定の形状やサイズの浴室にはユニットバスを設置できない場合もあるので、計画の際にはその点を考慮することも必要です。
浴室は日常的に使用するスペースです。
そのため、リフォームの際には、工事に時間がかかって使用できない期間が生じることへの懸念から、リフォームを躊躇する方も少なくありません。
さらに、リフォーム費用も大きな関心事といえるでしょう。
在来工法とユニットバスを用いたリフォームでは、それぞれどの程度の時間とコストが必要なのでしょうか。
在来工法で作られた浴室を同じ方法でリフォームする際、平均的な大きさの浴室であれば、既存のタイルの撤去を含む作業時間は約3週間が目安です。
費用は、50万円から200万円程度が一般的です。
タイル張りの浴室を再び在来工法でリフォームする際には、浴室の大きさや新しいタイルの種類によって、かかる時間と費用が変動します。
さらに、既存のタイルを撤去する作業には別途時間とコストが必要です。
選ぶタイルの質や機能によっては、予想以上に費用が増える可能性もあります。
事前に専門業者とよく相談し、リフォームプランを検討するにがおすすめです。
現存の浴室がユニットバスの場合に新しいユニットバスへのリフォームを行うと、工事にはおよそ4日間が必要です。
費用としては、50万円から150万円程度かかります。
ユニットバスの交換は、タイルの解体作業が不要であるため、在来工法を用いたリフォームよりも時間と費用の節約が見込めます。
しかし、選ぶユニットバスの機能や素材によっては、リフォーム費用が高くなることもあるでしょう。
在来工法の浴室をユニットバスに変更するリフォームは、およそ1週間から10日間の工期を要します。
費用は、65万円から150万円程度が見込まれます。
在来工法の浴室の解体は必要ですが、すでに組み立てられたユニットバスを設置するだけなので、再びタイル張りのリフォームをするよりも、工期と費用を抑えられます。
ただし、浴室の解体作業が必要であるため、単純なユニットバスの交換リフォームに比べて、時間と費用は多くかかるでしょう。
浴室リフォームを行う際は、どのような方法を選ぶにせよ、家族全員が快適に利用できるよう安全に配慮することが重要です。
特に、幼児や高齢者がいる家庭では、滑りやすい床や急激な温度変化によるヒートショックなどのリスクを避けるために、安全な浴室へのリフォームが求められます。
滑りにくい素材を選んだり、浴室と脱衣所の温度差を小さくしたりするような工夫も検討しましょう。
リフォームの最適な方法を見つけるためには、専門業者に相談するのがおすすめです。
また、建物の条件や予算に合わせた無理のない計画を立てることも、浴室リフォームの成功には欠かせない要素といえるでしょう。
この記事では、浴室リフォームを成功させるために押さえておくべきポイントを解説しました。
浴室リフォームには、主に在来工法とユニットバスの2つの方法があります。
在来工法は、タイルを一枚一枚手作業で貼り合わせるため、デザインの自由度が高いです。
ただし、在来工法を用いると、解体や再施工の工程で費用や時間がかかる点はデメリットといえます。
一方、ユニットバスの場合は、事前に製造されたパーツを組み立てるため、工期や費用が在来工法よりも抑えられるメリットがあります。
どのような浴室にリフォームしたいのか、建物の状態や予算に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
専門の業者と十分に相談した上で、理想の浴室へのリフォームを目指しましょう。
宮崎県都城市のリフォーム・便利屋業なら、おうちの御用聞き 家工房 乙房店にお任せください。
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