2023.07.21
どのような住宅でも、新築から築年数が経てば、老朽化し、さまざまな箇所や設備が劣化します。快適な暮らしを続けるために、必要に応じたメンテナンスやリフォームは欠かせません。
メンテナンスやリフォームを行っていない住宅では、建物の寿命が短くなったり、老朽化を迎えリフォームをしようとしても建物が工事に耐えられなかったりします。
リフォームを行うための工事が必要な場合や、リフォーム自体が大がかりな工事になる場合も少なくありません。
そのため、住まいを守るためにも、築年数に合わせたリフォームが必要なのです。
しかし、築年数に合わせたリフォームの内容を詳しく把握している人はあまりいないのではないでしょうか。
新築から何年か経ったら、屋根や外壁のリフォームをしたほうが良いとわかっていても、暮らしに不具合がなければ、リフォームの時期が具体的にいつなのかきちんと把握している人は、意外にも少ないものです。
今回は、築年数に合わせたリフォームにどのようなものがあるかをわかりやすく解説します。
建物の価値を決めるときの「耐用年数」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
耐用年数は、減価償却を算出するときに基準となるもので、建物にどの程度の価値があるのかを決める1つの基準です。この耐用年数を超えている場合には、価値がないと算出されます。
日本では、約50年程度で住宅が取り壊されます。木造の戸建て住宅では約55年程度、鉄筋コンクリートの建物であれば約60年程度が平均です。
しかし、耐用年数を超えていても、リフォームやメンテナンスが施されている物件では、状態の良いまま存続しているものも多くあるのです。
つまり、築年数が一定を過ぎたら寿命を迎えるというわけではなく、必要に応じたリフォームやメンテナンス次第で、建物の寿命は延ばせるということです。
住宅は、新築してから日々劣化が始まります。それぞれの箇所や設備は、築年数によってリフォームやメンテナンスの必要性が異なります。
ここでは、築年数ごとにどのようなリフォームが必要なのか紹介しましょう。
新築から10年を迎えない頃は、まだ劣化や老朽化が始まっていない場合がほとんどです。
ただし、厳しい気象や地震に遭っていれば、劣化とは関係なく、建物が傷んでいる場合があるため、点検を行い、必要なメンテナンスをしましょう。
また実際に暮らしてみて、暮らしに変化があった場合には、暮らしに合わせたリフォームを行うことをおすすめします。
新築から10年を迎える頃は、最初のメンテナンスを検討する時期です。
屋根や外壁にひび割れや剥がれなどの傷みがないかを確認しましょう。ひび割れや剥がれがあった場合には、修理箇所が広がらないうちにリフォームを検討しましょう。
また、キッチンや浴室などの水回りの配管も傷みが起きやすくなる時期です。給排水の配管に劣化や異常がないかを点検しましょう。水回りのトラブルは、放置しておくと、大がかりな修理が必要になるだけではなく、暮らしに不便が生じます。
リフォームが必要ない場合でも、築年数が10年を超えてからは、定期的に点検を受けるようにしましょう。
新築から20年以上が経っている場合には、すでにリフォームを行っていることもあるでしょう。すでにリフォームを行っている場合には、これまでどのようなリフォームをいつ行っているかを把握しておくことが大切です。
リフォームを行っていない住宅では、屋根や外壁に傷みが生じている可能性が高く、リフォームを検討したほうが良い場合が多いです。
また、新築から暮らしや家族の形が変化していることも多いです。
段差を減らすバリアフリーを検討したり、時代に合わせた機能を取り入れるリフォームを検討したりしましょう。古いままの設備を使っていると、電力消費が大きかったり、効率が悪かったりすることも多くあります。
さらに、耐震基準が改められる前に建てられた住宅では、現在の耐震基準を満たしていない場合もあります。
長く住み続けるために必要なリフォームを行うことで、安心できる快適な暮らしが実現できます。
築年数が経っていないからといって、リフォームの必要がないというわけではありません。
住宅は、使い方や立地、気象などさまざまな条件によって、劣化や老朽化の状態が異なります。築年数が経っていない場合でも、不具合を感じたり、屋根や外壁に傷みがあったりする場合には、リフォームを行いましょう。
また、築年数が浅いからといって、点検を行わないことは危険です。見た目には、大きな傷みを感じられない場合でも、専門家が見るとリフォームが必要な場合も少なくありません。
築年数に関係なく、住宅がどのような状態にあるかを把握し、状態に合わせたリフォームを都度行うことで、建物の寿命を延ばせます。
リフォームの内容は、暮らす人や使い方によって異なります。
これからの家族の増減や、どのように生活していくことが予想されるかによって、必要なものが異なるのです。
介護が必要であればバリアフリーが望ましいものの、同時に孫世代が同居するのであれば、子育てしやすい環境も必要です。時代の変化に伴って、必要な設備や機能を取り入れるリフォームをしましょう。加えて、老朽化や劣化を防ぐリフォームも必要です。
どのようなリフォームが必要なのかわからないときには、将来の暮らしを見据えて、リフォームに何が必要か、業者と相談してみてはいかがでしょうか。
今回は、築年数に合わせたリフォームを紹介しました。
リフォームというと大きな費用がかかると考える人が多いでしょう。
しかし、築年数に合わせてリフォームをしていると、築年数が経ってから大がかりなリフォームをするより、最終的にかかる費用が少なく済む場合があります。長く住むためにリフォームを行うと、愛着のある住まいでの暮らしを続けられるのです。
まずは、住宅の状態を専門の業者に診断してもらってはいかがでしょうか。
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