
2023.11.24
最近では、注文住宅を新築するのではなく、中古住宅を購入して、暮らしに合わせたリフォームを行う人が増えています。
しかし、戸建て住宅のリフォームにかかる費用が詳しくわからないという方も少なくありません。また全面リフォームであるフルリノベーションをどのように検討すればよいのかわからない人も多いです。
そこで今回は、戸建て住宅をリフォームするときにかかる費用についてわかりやすく解説したいと思います。予算や住まいへの希望のバランスを取りながら、納得のいくリフォームを実現させましょう。
一言にリフォームと言っても、さまざまな種類があります。費用も数万円程度で可能なものから、数百万円程度以上かかるものもあり、リフォームに必要な時間も、半日程度のものから月単位が必要であるものなど、さまざまです。
戸建て住宅のリフォームには、大きく分けて2種類があります。
すでにある機能や設備の回復を目的とするリフォームと、住まい全体の造りを変えるリフォームです。
それぞれのリフォーム内容や費用の違いを詳しく紹介しましょう。
機能や設備の回復を目的とするリフォームは、クロスや床の張り替えや、水回りなどの劣化した部品の交換など、比較的費用や工事期間が少ないものが多いです。間取りを大きく変えずに、家の傷みを回復させるリフォームであると考えましょう。
また部品の交換程度の簡単な工事から、設備や機能の交換や設置など大がかりなものまで、さまざまな種類のリフォームがあります。
原状回復を目的とするリフォームの相場は、約200万円程度から約500万円程度です。
ただし、リフォームする箇所や、取り入れる設備や機能によって費用は異なります。
機能や設備を回復を目的とするリフォームの一方で、住まい全体をリフォームする方法がフルリノベーションです。
フルリノベーションでは、戸建て住宅の間取りを大きく変えたり、設備や機能を暮らしに合わせたものに一新します。また古い戸建て住宅をリフォームするときには、断熱材を新しくするなど、建物の構造部分をリフォームするときもあります。
ほかにも、現行の建築基準法より古く建てられた戸建て住宅のときには、耐震補強が必要です。
フルリノベーションにかかる費用の相場は、約1,000万円以上です。
大がかりなリフォーム工事であることが多く、リフォーム範囲に比例して、材料費や人件費がかかると考えましょう。
中古の戸建て住宅をリフォームするときに注意したいポイントが築年です。
1981年以前に建築された戸建て住宅には、原稿の建築基準法が適用されていません。建築時の建築基準法に反していなければ違法建築物ではありませんが、現在の建築基準法と照らし合わせると耐震基準が脆弱な箇所があるため、リフォームで耐震強度を強めましょう。
また、1981年以降に建築された戸建て住宅であっても、築年数が経過している場合にも、耐震性た耐久性など、建物が安全できるかをしっかりチェックしてから、リフォームを行いましょう。
リフォーム内容や家の状態によっては、必要な工事を行ってから、リフォーム工事に取り掛かる場合もあります。
戸建て住宅のリフォームを検討するときには、どの業者に依頼すれば良いのか迷う人も多いでしょう。
リフォーム内容がシンプルなものであれば、地元の工務店やリフォーム会社を選ぶと、良いでしょう。一方で、こだわったデザインのリフォームにしたいときや、特殊な機能を取り入れたいときなど、小規模の工務店やリフォーム会社では対応できないリフォームをしたいときは、ハウスメーカーや設計事務所に依頼することをおすすめします。
具体的にどのようなリフォームを実現したいかを考え、戸建て住宅の状態に合わせて業者を選ぶことがポイントです。加えて、それぞれの業者には得意分野があるため、戸建て住宅のリフォームを得意とする業者を選びましょう。
戸建て住宅のリフォーム業者を選ぶときには、同じリフォーム内容で、複数の業者から見積もりを取ると、費用や工事にかかる時間を比較しやすいです。
また見積もりでは、費用や工事にかかる時間だけではなく、メンテナンスなどのアフターサービスの有無も確認しましょう。
戸建て住宅では、リフォームをしても、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。必要に応じて、再びリフォームが必要になるときもあります。このようなときに、前回のリフォーム内容を把握している業者に依頼できれば、次のリフォーム内容を相談しやすく、家の状態も把握しているため、リフォームをスムーズに進められます。
戸建て住宅のリフォームに限らず、リフォームを検討するときは、家族の希望をそれぞれ出し合って、必要なものを具体化しましょう。希望をすべて叶えられれば良いですが、予算によって、可能なリフォームは異なります。また希望するリフォームが必要なリフォームであるとは限りません。
家の状態に合わせて可能なリフォーム内容を知ったうえで、家族や暮らしの変化に応じたリフォーム内容がどのようなものであるか、しっかり検討する必要があります。
戸建て住宅をリフォームするときには、リフォーム内容によって、国や自治体などが用意している補助金を活用できる場合もあります。ただし、補助金を活用するときには、省エネやバリアフリーなど、リフォーム内容が限定されていたり、一定の条件を満たさなければなりません。また、補助金の申請を行える期間にも限りがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ほかにも、補助金を活用してリフォームをするときには、業者に書類を用意してもらわなければならないものもあります。まずは、行おうとしているリフォームが補助金の対象であるかを調べて、リフォームを依頼する業者に相談してみましょう。
戸建て住宅のリフォームには、設備や機能を回復したり、住まいの全面をリフォームするなど、さまざまな方法があります。
築年数や家の状態に注意しながら、どのようなリフォームが望ましいか検討しましょう。希望と予算のバランスを取って、計画することが大切です。
リフォーム内容に迷ったり、可能なリフォームを知りたいときなどには、専門の業者に相談してみてはいかがでしょうか。
宮崎県都城市のリフォーム・便利屋業なら、おうちの御用聞き 家工房 乙房店にお任せください。
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