浴室では

快適でリラックスできるお風呂は、誰もが求めるものではないでしょうか。
しかし、実は浴室では、事故が起きやすかったり、使いづらさを感じている人が多くいたりします。

そのようなときは、浴室をリフォームして、安全で使いやすい空間に変えてみてはいかがでしょうか。
今回は、どのようなリフォームをすることが、浴室を快適な空間にするのか、わかりやすく解説します。

気をつけたいポイント

浴室をリフォームするときには、まずリラックス空間であることを重視しましょう。

古くなった浴槽を新しくしたり、新しい機能を取り入れたりすれば、リラックスしやすく、使いやすい浴室になります。
では、リラックスしやすい浴室にリフォームするときには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

安全

浴室をリフォームするときには、まず安全な空間であることを最優先しましょう。
浴室で起こりやすい事故には、転倒が真っ先に挙げられます。

転倒を防ぐために、手すりを設置したり、出入口を広く取ったりなどのリフォームをすると良いでしょう。浴室で転倒するというと、小さな子どもや筋力の弱った高齢者を想像するかもしれません。

しかし、浴室で滑って転倒するのは、若い年齢層にもよくあります。転倒を防ぐために、浴室の床を滑りにくい素材にリフォームする方法も効果的です。

また、浴室では、脱衣所と浴室との温度差によって、血圧などが乱高下しヒートショックを起こす人も多いです。

ヒートショックを防ぐためには、浴室と脱衣所に温度差をなくすために断熱材や暖房を取り入れると良いでしょう。
安全な浴室にリフォームして、安心してリラックスできる空間にすることがポイントです。

サイズ

浴室のリフォームでは、浴槽や洗い場のデザインや形、大きさを変える人も多いです。しかし、浴室を選ぶときには気をつけなければならないこともあります。

浴槽が浴室に合ったサイズであることに加えて、手足を伸ばせるサイズであるかを検討しましょう。ただし、浴槽のサイズを大きくしようとして、洗い場が小さくなってしまうようであれば、本来体を洗う場である浴室としての機能がなくなってしまいます。

浴槽のサイズを考慮しながら、洗い場の広さを検討し、バランスの取れた浴室にリフォームするように気をつけましょう。

手入れのしやすさ

浴室は毎日使うものであり、都度掃除するものです。
そのため、浴室をリフォームするときには、手入れのしやすさにも気をつけましょう。

浴室は、温度と湿度が高くなりやすいため、家の中でもカビの生えやすい場所です。こまめな換気は必須で、手入れが行き届きやすい設計にリフォームするようにしましょう。

機能や広さを十分に取れた浴室にリフォームしても、掃除がしにくい浴室では、結果的にリラックスできる空間が失われてしまいます。

最近では、床や壁などの素材で、防カビや調湿効果を持つものもあるため、リフォームで掃除の手間を減らしたいときには、業者にどのような方法があるのかを相談すると良いでしょう。

リフォームを検討するとき

浴室に限らず、リフォームを検討するときには適したタイミングがあります。

浴室のリフォームでは、設置から約15年から20年程度が適した時期といわれています。これを迎えようとする頃には、傷や汚れが目立ち、また劣化も始まっていることが多いです。

また約15年から20年程度を過ぎていながら、メンテナンスを行わずそのままにしていると、リフォームをしようとしたとき補修工事が必要になり、リフォームの費用や時間が大きくかかってしまいます。

約15年から20年程度を目安に、傷や汚れ、劣化などを感じたら、リフォームを検討するようにしましょう。

またこれより前であっても、浴室の壁や床にひび割れが生じていたり、排水がうまくされなかったりするなどの不具合を感じるときには、業者に相談し、必要なリフォームを行うようにしましょう。

希望の形と必要なもの

浴室のリフォームをするときには、希望の形と必要なもののバランスをうまく組み合わせることが大切です。

どのようなリフォームが実現できるか業者と相談しながら、今の浴室に感じている使い勝手の悪さを改善したり、欲しい設備を取り入れたりしましょう。

業者を選ぶときには

浴室のリフォームを依頼する業者を選ぶときには、希望の形を実現してくれるだけではなく、快適な暮らしとリラックス空間のために、必要なものを提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。

どのような形のリフォームが家族と暮らしにとって良い方法であるかだけではなく、建物を傷めず、寿命を延ばす方法にどのようなものがあるのかアドバイスをくれる業者であることも大切です。

また、浴室にはメンテナンスが必要になるため、リフォームを施工したあとのメンテナンスも依頼できる業者を選びましょう。メンテナンスを依頼できる業者であれば、リフォーム内容を把握しているので、点検を安心して任せられます。

見積もり

浴室のリフォームは、工事を依頼する前に見積もりを貰いましょう。

見積もりでは、費用を確認することに加えて、工期も確認しましょう。風呂を使えない期間がどの程度あるのかをあらかじめ確認しておき、計画的にリフォームを進めることが大切です。

また、工事内容についてわからないことがあるときには、工事が始まる前までに、疑問を解消して、安心してリフォームできるようにしましょう。

まとめ

今回は、浴室のリフォームを検討するときに知っておきたいことを紹介しました。
浴室は、家族の誰もが使う空間であり、リラックスしたい空間でもあります。

そのため、浴室のリフォームでは、素材や機能、広さにこだわって、快適な空間を実現したいと考える人が多いでしょう。しかし、実は事故が起こりやすいのも浴室なのです。

滑りにくい床材や、寒暖差を作らない設備などを取り入れて、誰もが快適に過ごせる浴室にリフォームしましょう。
また浴室は、設置から約15年から20年程度がリフォームのタイミングです。傷や汚れ、劣化を感じたらリフォームを検討しましょう。

どのようなリフォームが良いのかわからないときには、専門の業者に相談し、アドバイスを貰う方法もあります。

今の浴室に感じている使い勝手の悪さや取り入れたい設備などを業者と相談しながら、浴室のリフォームを進めてみてはいかがでしょうか。