2023.03.24
人は誰でも年を取ります。
これまで頼りにして支えてもらっていた親でも、例外なく年を取り、介護が必要な状況になるかもしれません。
そのようなときのために、バリアフリーのリフォームを検討している人も多いのではないでしょうか。
バリアフリーのリフォームでは、玄関や廊下を広くしたり、浴室やトイレ、洗面台に手すりを付けるなど、体が不自由になったり、年を取って支えが欲しくなったときでも暮らしやすくすることができます。
では、どのようなポイントに気を付けながら、バリアフリーのリフォームを検討すれば良いのでしょうか。
今回は、バリアフリーのリフォームを検討するときのポイントについて、詳しく紹介したいと思います。
バリアフリーのリフォームを検討するときは、間取りや段差の有無などを検討する前に、住まいの中で生活の拠点となる場所をどこにするかを考えることがポイントです。
将来階段がある生活は辛くなるかもしれません。寝室や生活の場と水回りを別の階にリフォームしてしまうと、水回りを使えない生活になってしまいます。
このため、生活の中心と水回りは、同じ階にリフォームすることをおすすめします。出来れば、一階に生活の場と水回りを置くことで、移動や暮らしをスムーズにすることができます。
また、平屋にすることも一つの方法でしょう。
家の中に温度差を失くすことも、リフォームを検討するときに忘れてはいけないポイントです。
多くの場合、バリアフリーのリフォームでは、スペースを広く取ろうと考えます。
しかし、特に冬場で、部屋からトイレまでの廊下が寒く長かったり、お風呂場の脱衣所が広く十分に暖められない場合に急激な温度差が体に及ぼす影響は大きく、ヒートショックが起こる場合があります。
広い廊下や脱衣所は、車いすなどでの移動を考えると、バリアフリーのリフォームで確かに必要になるでしょう。しかし、配置を考え、導線が短くて済むように検討しましょう。
廊下そのものは広くても、寒い廊下を長く通らずに済む方法などを考えると良いです。
住まいのなかには、ほんの少しの小さな段差があるものです。バリアフリーのリフォームを検討するときには、大きな段差をなくすバリアフリーのリフォームだけを検討するのではなく、小さな段差にも配慮したリフォームを検討することがポイントです。
また、単に段差をなくすだけでは、かえって滑り安くなってしまう場合もあります。このため、滑らない工夫を取り入れましょう。柱の角に丸みを帯びさせるなどの工夫をすることで、住まいの中で起こるケガも防ぐことができます。
これらは高齢の人に配慮するだけではなく、小さな子どもの安全に繋がることもあり、
可能な限り危険を避けることで、より安心して暮らすことができます。
バリアフリーのリフォームを検討するときに、スペースを確保するだけではなく、手すりなど支えになるものを取り付けようとする人は多くいます。
このときのポイントは、単に手すりを付けるのではなくて、向きや位置など使い勝手の良い手すりを付けることです。
使い勝手の悪い手すりだと、かえって移動の邪魔になってしまったり、体をぶつけてしまう危険があります。またぶつかることを避けようとして、転んでしまうこともあります。
これは、手すりだけに言えることではなく、使い勝手はバリアフリーのリフォームを検討するときに、さまざまな機能や設備で検討するポイントです。
誰でも高齢になると筋力が衰えます。とっさの動作が鈍くなったり、足がうまく上がらないこともあるでしょう。今はできることが徐々にできなくなることもあります。
バリアフリーのリフォームを検討するときは、変化を見通すことがポイントです。これは介護する人や介護される人の変化だけではなく、家族全体のことを考えましょう。小さな子どもがいれば、子どもの成長を考える必要があります。
さらに介護される人だけではなく、自分のライフスタイルも変化していくことを見通して、どのような住まいが望ましいかを検討しましょう。
変化を見通すときには、環境だけではなく、心と体も変化することを把握しておくことがポイントです。
最初は無理や我慢ができても、それが日常となり、また長期間になれば、心や体の負担は大きくなります。心や体が疲れてしまえば、快適な暮らしからは遠ざかってしまいます。
また介護する人だけではなく、介護される人の心や体も疲れてしまうでしょう。
そのような疲れを癒したり、少しでも負担を軽減するためには、どのようなバリアフリーのリフォームが望ましいかを検討しましょう。
暮らしやすい場所となるリフォームを検討することがポイントです。
バリアフリーのリフォームを検討するときは、まずリフォーム専門の業者に相談することをおすすめします。
暮らしやすさを目指しても、面積や予算には限りがあります。
限られた面積と予算の範囲で、どのようなバリアフリーのリフォームが可能であるかを専門の業者に相談することで、より具体的にリフォームをイメージすることができます。
また、必要なものを必要な場所に取り入れることで、暮らしの快適さが増し、安全も増します。
介護する人と介護される人が快適に暮らすことを考えるだけではなく、ともに支える家族のライフスタイルの変化に合わせて、どのようなリフォームが実現可能であるかを相談しましょう。
ここまで、バリアフリーのリフォームを検討するときのポイントについてお話ししました。
バリアフリーのリフォームを検討するときには、必要な場所に必要な手助けや思いやりがあることで、安全な暮らしに繋げることができます。
また、具体的にどのような暮らしになるのか、どのような変化をするのかを考えましょう。
使い勝手の悪い設備や機能だけを取り入れても、介護する人にも介護される人の負担が軽減されないこともあります。
心にも体にも配慮した暮らしやすさを考え、実現可能な範囲で無理のないバリアフリーのリフォームを業者と検討してくことが望ましいでしょう。
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